五行の山で夢をみた。

ひまつぶしと現実逃避の記録

LOVE

f:id:kaixinxx:20210815174042j:plain

古いけど好きな台湾映画。原題もズバリ《愛》、シンプル。

内容はよくあると言っちゃあなんですが台湾版「ラブ・アクチュアリー」。互いに関係している8人の登場人物たちの間で、3つのラブストーリーが同時進行で描かれる。それぞれ孤独を抱える登場人物たちを優しく見守るような目線で、心に残る作品でした。

 

なんといっても豪華キャストです。マーク・チャオとイーサン・ルァンだけでもおお、となりますがヴィッキー・チャオスー・チーアイビー・チェン、と女優陣もめっちゃ良い。

中心になるのはスー・チーとイーサン・ルァンのカップル。他の映画ではやくざっぽい艶やアクションなんかも堂々とこなす2人が、本作では弱点がある大人同士のとってもウブな恋愛を見せてくれて、ほのぼのするんです。

吃音のある若者役で、自信満々キャラじゃないイーサンていうのも可愛いかったし、スー・チーのクセのあるしゃべり方も、この役には合ってる。

一番お顔が整っているエディ・ポンは、若さだけしかない学生の男の子っていう役。色んな役をされる俳優さんだけど、ルックスにはよく似合ってると思いました。アイビー・チェン、アンバー・クォのあいだで若さゆえの悩ましい三角関係を演じています。

変わり種なのがヴィッキーとマークのカップル。キツめの顔立ちながら可愛い妹系の役が多いわ!と思ってたヴィッキーですが、本作では気丈なシングルマザー役。なかなかいいです。

”年増のシングルマザーが若い金持ち男に色仕掛けで迫るシーン”をこの2人で見られるのが、味わいぶかい。冗談みたいな演出だけに、なおさら切なく哀しい気持ちになります。

実年齢9歳差の2人だけど、顔立ちのせいかヴィッキーが老け見えしてて、もっと歳の差あるように感じました。でも恋に理由や説明は不要なんよね。アリかな。と思わせてくれます。

とっても現実感ある悩みを抱えた登場人物たちが、ぶつかったり苦しんだりして、最後にはおさまるべき場所を見つけます。

悩みは超現実的なのに、登場人物それぞれの心の持ちかたとか決意によって、最後にはロマンチックな結末が実現する。寂しい者にもちょっと勇気がもらえそうな、そんな作品でした。

 

なにかと問題が多いニウ・チェンザー監督だけど、作品はすごく良いですよね。。。

じっさいはどんな人なのかな。気になります。

作品情報

原題 《爱》

公開年 2012年 台湾映画

監督 ニウ・チェンザー(钮承泽)

上映時間 128分

◆やさしい世界観◆恋愛映画

キャスト

ロウイー:スー・チー舒淇

イエ:ヴィッキー・チャオ(赵薇)

クヮン:イーサン・ルァン(阮经天)

マーク:マーク・チャオ(赵又廷)

カイ:エディ・ポン(彭于晏)

イージァ:アイビー・チェン(陈意涵)

ニー:アンバー・クォ(郭采洁)

ルーピン:ニウ・チェンザー(钮承泽)