五行の山で夢をみた。

視聴記録&感想。ネタバレあり。華流ドラマ、中国映画、香港映画、韓流ドラマなどなど。

悟空伝

こんなの西遊記じゃないパート2、エディ・ポン主演の「悟空伝」です。ちなみに、こんなの西遊記じゃないパート1は韓国ドラマ「花遊記(ファユギ)」でした。

 

今何在氏による中国のネット小説が原作の、いわゆる西遊記とはほぼ関係ないお話。もしかして続編とか続いていけば、だんだん西遊記っぽくなるのかも…?原作読んでないので、そこは何とも分かりません。

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まず孫悟空の来歴からして、深刻な感じに作られてます。

その昔、天宮により討伐され粉々に砕け散った”魔王”がいたが、その魔王の残骸から生まれた石猿が花果山に暮らしていた。魔王の痕跡をせん滅しようと狙った”天機儀”によって花果山は焼き払われたうえ、凍らされ、崩壊してしまう。それまで幸せに暮らしていた石猿は”石心”となり、凍り付いて生き物がみな息絶えた花果山の地中に埋まってしまった。そこへ菩提がやってきて、石猿をよみがえらせ人間の姿にし、”孫悟空”と名付け、天宮を滅ぼすという使命を与えた――。

というわけで、孫悟空が復讐のために”天機儀”(天界を維持しているマザーコンピューター的なもの?)をぶっ壊しに天宮へ行く話。

 

映像の第一印象は、戦い方が雑。孫悟空なんでとにかく力持ちっていうのはわかるんですけど、とにかくでかい棒を振り回す!振り回す!振り回す!この棒があまりにでかすぎなんで見ててシラける。片手でシュンシュン回す動作ができないから両腕で抱えて「おりゃあああ~!」って感じで…重そうで、カッコ悪いです。あの棒、あんなに太く長く重くする必要あるのかなー??

孫悟空の敵は、上聖天尊ていう奴なんですがね、これがまた…ライダー映画に出てくるショッカー帝国の大物?ぐらいの感じです。尖った爪に長~いマント、血色のない肌色で、悪そな感じとわざとらしさは存分に演出されてるのですが、強いの?何のパワー?正体は何者?っていう、神秘というよりは疑問が湧きます(そいつの背後にいる大ボスは阿弥陀仏の仏像やし…)。

全ての力を掌握してるっぽかったわりには、最後のやられ方もあっけなく。あのでかい棒が命中しただけで、カリオストロの城みたいに要塞が崩れ落ち、戦いが終わっちゃいました。多数で襲いかかってくるショッカー的配置の”天兵”たちも、般若風の覆面で表情がなく、戦って死ぬときは炭の粉みたいに砕け散っておわり。

神仙たちが死ぬ時も、光となってポワーと消え失せる感じだったので、もしかしたら、むごい死に方みたいな描写にならないように気をつかってるのかもしれません。低年齢を意識したエンタテインメント映画なんでしょうかね? 

 

いや、お話が創作だとか、リアリティがないだとか、それはまあいいとして

私の好きな孫悟空がいなかったですよ。

エディ・ポン氏のお顔こそ男前でしたが、キャラ付けが・・・。やたらとでかい棒(如意金箍棒なんでしょうね)を振り回す感情的なキン肉マンていう感じでした。マーベルとかの感じなのかな~。 

 

てか、こんな孫悟空みたくなかったんですよ。。。

 ①心の底から恨んでマジな復讐をする孫悟空

 ②パワーに余裕なく全身全霊の闘いをする孫悟空

 ③女のために泣く孫悟空

 ④人間の姿になって女に恋する孫悟空 

③と④は韓国ドラマ「花遊記(ファユギ)」で既に犯された罪でしたが、ファユギの孫悟空では、余裕しゃくしゃくで破天荒というキャラは少なくとも守られてたわけです。本作は①と②の時点で、あっこれ孫悟空じゃないや、っていう異質さを感じてしまいました。なので③と④はもう、どうでもいいです。

 

 監督さんがデレク・クォック氏で同じなせいか、怒るときには野性的な猿の姿になり、ふだんは人間ぽい見た目になる、っていうところはチャウシンチー映画と一緒でした。

私が好きなヒーロー(孫悟空)じゃないっていうだけで、主演のエディ・ポンが好きだったら、まあ見るのかな。私には他にあんましおすすめポイントが見いだせませんでした。下手に西遊記好きじゃないほうが楽しめると思います。 

作品情報

原題    《悟空传》 中国映画

原作 今何在《悟空传》

監督    デレク・クォック(郭子健)

公開年 2017年

上映時間 123分

正直意味がわからん映画でした。それに、たぶん子供向けです。原作ファンなら楽しめるのかも?!

キャスト

孫悟空 エディ・ポン(彭于晏)

阿紫 ニーニー(倪妮)

杨戬 ショーン・ユー(余文乐)

天蓬 オウ・ハオ(欧豪)

阿月 ジェン・シュアン(郑爽)