五行の山で夢をみた。

視聴記録&感想。ネタバレあり。華流ドラマ、中国映画、香港映画、韓流ドラマなどなど。

明蘭~才媛の春~

いろんな方がブログで面白いと言っておられて、気になってた作品。

このたびNetflixに登場したので。

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ドラマ撮影後に本当に結婚した趙麗穎と冯绍峰。(2021年4月に離婚発表)

 

中国古装ドラマの大作

舞台は北宋の中国。平凡な官僚の側妻の娘として生まれた盛明蘭が、愛に恵まれない幼少期を乗り越え、やがて本当の幸せをつかむまでを描いた半生記。フィクションですが当時の封建的な社会背景のなかでひとりの女性の成長をじっくり描いた、中国の時代劇でした。

女はつらいよ 

はじまり~前半部分は明蘭の幼少期から結婚までで、じつに多くの女性が登場します。

特に悪女たちの生きざまが印象深い、というか怖い!美しいが計算高い姉・墨蘭とその母・林噙霜。顧廷燁の隠し妻・朱曼娘も捨て身で夫の良縁をぶちこわしに行く、なかなかおそろしい女です。正妻の王若弗とその娘である華蘭・如蘭が素朴で明るいのとは対照的に、悪女たちは側妻や内縁妻であり、確固たるよりどころを持たない女のはげしい生存本能といったところでしょう。やはり女は怖いんですね。

後半以降は、結婚によって生まれ育った盛家を出て、ついに自分の幸せを手に入れる明蘭の姿と、政変によって壊れていく旧体制、旧家族が描かれています。幼少期から明蘭を苦しめてきた女たちが、つぎつぎと馬脚をあらわし退場していくストーリー運びが爽快。前半の重さを和らげつつ、幸福の結末へと進んでいきます。

自立した強い女性・明蘭

クライマックスのひとつは、なんといっても明蘭の復讐劇。母を失ってから、自分の身を守るために周囲をあざむき、超・控えめキャラに徹してきた明蘭。何もできないお嬢さんと見せかけて敵を油断させる一方で、抜け目なく立ち回り、母の仇を完膚なきまでにたたきのめす。それをチャオ・リーインのお人形さんのような童顔で完璧にやり通すので、すごみがあります。

その後、紆余曲折を経て顧廷華と結婚した後の明蘭は、まるで生まれ変わったよう。誰にも遠慮することなく、大奥様として家の経営に奔走し古狸の姑も舌を巻くほどの実力を発揮します。とくに、明蘭が荘園の管理に出向く回が好きでした。まるで現代社会の監査人よろしく、点検し、聞き込みし、そろばんはじく女主人がカッコイイです。荘園で困りごとが起こったとき、いいタイミングに駆けつけて妻を助けてくれるウィリアム・フォンがまた素敵で。封建社会とは思えない?愛情あふれる優しい夫として描かれています。ウィリアム・フォンは、ほんとにかっこいいですよね…。

サクッと見られるラブコメやサスペンスも大好きだけど、たまにはしっかりした作品を鑑賞するのもいいなと思いました。女の人生に少し勇気をくれるドラマです。
 

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おすすめキーワード

女はつらいよ・宋代の家族関係・女が家を経営する・理想の夫

「大奥」みたいなドラマが好きな人には前半が楽しいかも。また朱一龍、馮紹峰といったスター俳優のステキな古装姿が堪能できるのも、華流ファンにはうれしいところです。朱一龍は全身の均整がとれてて綺麗すぎて、まるでCG画像で作られたように完璧なヴィジュアルでした。いっぽう私が本作で好きだったのは、顧廷華のボディーガード・石頭。大きくて強くて荒っぽいところもあるけど、目がちいさくて可愛い顔なんです。また他のドラマでも見てみたい俳優さんです。

中文学習的ポイント

原題の《知否知否应是绿肥红瘦》は、宋代の女性詩人李清照の詩の一節から取られている。「緑肥紅痩 lǜ féi hóng shòuとは、春の終わりに花がしおれて若葉が茂るさまを表す四字成語。女の人生は若いときばかりじゃないと、いかにも本作にふさわしいタイトルですね~。

 全73話の本作は、明蘭を中心に北宋の家族制度やそこに含まれる男と女の生きざま、科挙制度など当時の様子が盛り込まれています。馬球っていうクリケットみたいなスポーツや女ばかりの宴会シーン、またお料理の描写も度々出てくるので、中国文化好きなら見ごたえのある内容だと思います。

作品情報

原題:知否知否应是绿肥红瘦

監督 張開宙

脚本 曹璐,呉桐

制作 2017年

全73話(Netflix

キャスト

盛明蘭: チャオ・リーイン 赵丽颖 

顧廷燁 : ウィリアム・フォン 冯绍峰 

齋衡(元若): チュー・イーロン 朱一龙 

石頭: シェン・チー 沈馳 (←私のお気に入り)

 

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私のお気に入り「石頭」役・沈馳氏の制服ショットを発見。他のドラマであんまし見たことない子ですが、また次の出会いを楽しみに(^^♪(写真百度からお借りしています)