五行の山で夢をみた。

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77回、彼氏をゆるす

Netflixにおすすめされて見た香港映画。

華流作品の数こそ多くないものの、Netflix中国語字幕に切り替え可能。

本作も字幕どころか音声も広東語・北京語チェンジ可能。おもしろい。 

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主人公がふと立ち寄ったショップで出会った「77回、彼氏をゆるすノート」が、現実の恋愛を変えていくというストーリーで、同棲彼氏とずるずるつき合っている30代OLが、一冊のノートをきっかけに、ダメ男と弱気な自分に決別しようと奮闘します。

ジムインストラクターのアダムと弁護士のエヴァは付き合って10年。何かと自分本位なアダムだが結婚を意識するエヴァは長いことそんな彼を受け入れてきた。彼女がとうとう家を出て別れを突きつけた時、アダムにはその理由もきっかけも分からなかったが、エヴァが残していった一冊のノートには別れに至るまでの思いが綴られていた。エヴァの大切さに気づき、彼女を取り戻そうと一念発起するアダムだが・・・。

ザコンなトラウマにこだわって自分しか見えてないお子ちゃまな男アダム、そんな彼にがっかりしっぱなしの日常に疑問を感じるエヴァは、ノートにひとつずつエピソードを書き加え、77回目まで許した後についに別れを決意します。

この77回許す過程がほんとに、心が苦しい。数々の「ダメ彼氏あるある」にイライラ。みんな一つは自分にも思い当たることがあるんじゃないだろうか。エヴァを客観的な目で見ていると、「でも悪い人じゃないし~」なんて言ってちゃダメだと、痛感させてくれる。映画を見ながら、早く別れなさい!と心の中で叫んでしまいます。

エヴァ役シャーリーン・チョイのイメージが平凡ながらかわいくて好感もてます。それにギャグ要素としては香港映画らしいぶっ飛びキャラも登場したりで、わりと気楽に見られる一方、自分勝手なパートナーに老いていく親に仕事のストレス、シビアな現実を全部ひとりで引き受けなくてはならない30代女性エヴァに、どうしても自分を重ねてしまったり。 

正直なところ77回目を待たずして、もっと早く別れるべきだと思うが、そうもいかないのが人情ってやつでしょうかね。終盤では、アダムの怒涛の追い上げがエヴァの決心を脅かす。こいつをクズ男として過去に葬るか?こんなんでも自分を必要としてくれる男だから大事にするか?軽いタッチとは裏腹に、女として真剣に考えてしまうテーマでしょうね。

ラストシーンは続きを予感させるような終わり方で、後味は良かったです。エヴァの最後の笑顔が素敵。自分の選択に後悔してないんだとうれしくなります。

はっきり言ってトキメキとか美男とかは出てこないですが、パワーをもらえた感じで印象に残った作品。

作品情報

原題 《原谅他77次》

監督 ハーマン・ヤオ(邱禮濤)

脚本 エリカ・リー李敏)

制作 2017年

香港OL・お子ちゃま男・ダメ彼氏あるある・アンソニー ウォン泣く・茅ヶ崎ロケ

キャスト 

 エヴァ: シャーリーン・チョイ(蔡卓妍)

 アダム: チャウ・パッホウ(周柏豪)
 ハートビート: ジリアン・チョン(锺欣潼)

 マンディ: ミシェル・ワイ(衛詩雅)

 シャッター: フランシス・ン呉鎮宇

 白弁護士: アンソニー・ウォン(黄秋生)