2021年ドラマランキングで気になってた《御赐小仵作》
唐の時代、長安の大理寺で検死官見習いとなった主人公・楚楚(チューチュー)が、上司である王爷・萧景瑜(ジンユー)と共に次々と難事件を解決していくお話。
楚楚は見習いとはいえ、検死の腕は天才的。被害者の遺体を丹念に調べ、死者の言葉に耳をかたむけながら、犯行時の様子をあざやかに蘇らせることができるんです。そこに明晰な頭脳で大理寺を統括する景瑜、事件捜査のプロ・景少卿、女侠・冷月が加わって、まさに無敵のチームが誕生。身にふりかかる危険もいとわず、正義のためにどこまでも事件を追い続けます。
検死官を生業とする一家の生まれで、田舎から出てきたばかりの素朴な女の子、楚楚。勤勉で、けなげで一途。
それに対して景瑜は家柄も良く将来は約束されていて、仕事には妥協を許さず、人柄はおちついてて優しく…と、申し訳ないけど出木杉くんすぎて印象薄~😅 顔は悪くない。
けっきょく景瑜役のワン・ズーチーは相棒の景少卿役、 ヤン・ティンドンの可愛さを”引き立てる効果”をぞんぶんに発揮しちゃってた🤣。ずーっとカタいまま、ラストまで終わっちまいました。もうちょっと愛嬌あるほうが好きです。
いちおう恋愛の要素もあったんですが、いい人同士が自然~と仲良くなるだけで、正直あんまりトキメク感じではなかったような💦
敵キャラですが私のお気に入りは「秦公公」。
宮廷劇の「公公(コンコン)」はキャラが濃いものと相場が決まってますが、こちらの秦公公も、かなり濃いめの味付け。ふつーにしゃべってるだけでだいぶヘンなので、もし現代劇だったら、到底無理なキャラではないでしょうか。コメディ感を盤石に下支えしてるだけじゃなく、ストーリー的にも大いに活躍する重要な役どころです。
ドラマ全体のテイストとしては、コメディ感があってテンポよく、思いがけない気軽さでした。終始、事件の謎を追いながら進行するので飽きません。
怪奇な事件が起こるものの、楚楚をとりまく仲間たちが和気あいあいとした空気なので、楽しい。《法医秦明》の古装版みたいな感じでしょうか。
家事の合間とかにサクッと見れて、あっという間に完走できたし(だって、事件の結末が気になるからさ!)
良かったと思います😊
作品情報
2021年 全36集
キャスト
萧景瑜 ワン・ズーチー
楚楚 スー・シャオトン
景翊(景少卿) ヤン・ティンドン
冷月 ジャオ・ヤオコー
秦公公 ムー・ファイフー