五行の山で夢をみた。

視聴記録&感想。ネタバレあり。華流ドラマ、中国映画、香港映画、韓流ドラマなどなど。

西遊記2~妖怪の逆襲~

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西遊記~はじまりのはじまり~(2013年)』の続編。

前作では500年ぶりに五行山の封印から解かれた孫悟空が、三蔵と共に取経の旅へと旅立つところまで描かれていました。

本作は続編ながら主要キャストが一新され、とくに三蔵と孫悟空がまるで別人のビジュアルになってしまってて正直とっつきにくさを感じていたけど、冒頭からお目見えするヅラ師匠や妖怪退治のわらべ歌&謎の振り付けを見れば、すぐにチャウ・シンチー・ワールドに引き戻されます。

ストーリはこんな感じ。一行が比丘の国にさしかかると、偽物の魔法を使う九宮真人と国王に迎えられます。お子様な国王を楽しませるため、雑技を披露する羽目になる三蔵と悟空でしたが、お約束どおりのボタンのかけ違いが発生し、広間はパニックに。三蔵は無事にこの国を抜け出すことができるのか?九宮真人の本当の狙いは?という、取経の旅のひとコマを描いた物語。

予想に反して?孫悟空のキャラが秀逸です。まさか主役とは思えない雑な情緒、理由なき粗暴、短気、気まぐれ、でもピンチの時はバッチリ助けてくれて、切り替え早いし憎めない奴。バランスが良くて、すごく魅力的です。演じるケニー・リン氏は見るからにナイスガイなのに、素顔がわからないほどのメイクでアウトローな斉天大聖に変身。惚れたわ~。

 

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もうひとりの主役、三蔵を演じる吴亦凡(クリス・ウー)。この兄ちゃんも元?EXOらしく美少年なのに、上手に三蔵を演じてると思いました。本作の三蔵は前作の草食男子くんとはまた違った雰囲気の人間くささで、理不尽にイライラをぶつけたり、徒弟らと大ゲンカしたあげくブチ切れて体罰を加えたり、美女に出会うとすぐいいカッコしたりと、とりわけ俗物っぽく描かれていて、大むかしの学校の先生とか思い出しちゃいます。マジメくさってると思わせといて実はわりとセコいとこあるみたいな。こういうおじさんいるいる!って納得感ある演技で、満足。いや、クリス氏におじさんは失礼かもしれんが…。

あと忘れてはいけないのが汪铎(ワン・ドゥオ)さん。最近では《陰陽師 晴雅集》での存在感も凄かった超・美男!なんですが。。。彼がカッコイイ時の猪八戒役で、まさかこんなとこに出演されてたんですね~。猪突猛進で女性に(美人ですらない、おばはんでも見境なく)せまる爽やかイケメンがシュールです。どいつもこいつもきっついキャラばかりの画面の中で、一瞬だけふりまかれる清涼剤のようです。まあ、テンション上がるとデロデロのブタさんに変化しちゃうんですけどね。。。

 

 本作では徐克(ツイ・ハーク)監督によって、人間ぽさ溢れながらもブッ飛んだ妖怪たちの活躍と、ある意味自由すぎるCGの幻想世界が出現。特にラストで九宮真人とのラスボス戦になると、まるで反則続きな演出の連続にニヤけてしまうことうけあいです。(ニヤけるを通り越して、怒っちゃう人いるかもしれない。)

本人は出てないけど完全にチャウ・シンチーの世界。どのシーンにも小ギャグが仕込まれ油断ができません。どんなにシリアスな場面でも次の瞬間には、失笑必至のオチに見舞われるので(注、爆笑ではない)。特に後半では、昭和日本のテレビ感だとか、”あの如来神掌”だとか、聞こえてくるお経がなぜか日本語の”なんみょーほーれんげーきょー”だったり、可笑しいやらツッコミ疲れるやらで困るほどです。

やりすぎ!の声も聞こえてくるかもですが、オーディエンスを笑わせたくて、楽しませたくて仕方がないんだなっていう気持ちがびしびし伝わってくる作品で、私は大好きでした。 心が広めのあなたに、ぜひおすすめしたい。

 

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沙悟浄役のメンケ・バータルは元プロバスケットボール選手だそうだ…。 キャスティングが既にギャグめいている。
作品情報

原題 《西游伏魔篇》

制作年 2017年 中国映画

時間 108分

監督 ツイ・ハーク(徐克

制作 チャウ・シンチー(周星驰)

脚本 チャウ・シンチー(周星驰)

   リ・スージェン(李思臻

チャウ・シンチー西遊記◆无厘头◆じつはイケメン多数出演

壮大なる物語の第二章…的な期待は禁物。何も考えずに笑いたい時に。

キャスト

三蔵法師: クリス・ウー(吴亦凡)

孫悟空:  ケニー・リン(林更新)
九宮真人: ヤオ・チェン(姚晨)

小善: ジェリー・リン(林允)

段: スー・チー舒淇

猪八戒: ヤン・イーウェイ(杨一威)

     ワン・ドゥオ(汪铎)

沙悟浄: メンケ・バータル(孟克巴特尔)

 

恋するシェフの最強レシピ

映画を観てから日本語タイトルを見てもピンとこない。

「恋するシェフ」は分かるとしても「最強レシピ」って何やったんやろ…あの、ふぐのことかな?

だがしかし、金城武が男主のラブコメっていうその1点だけで見逃せない。やはり正統派イケメンのパワー(票房)ぜったいやで。ってことか。

ベタな上にもベタなラブコメ仕様のキャラ設定。

・高富帥(背が高く・お金持ちで・イケメン)

・富二代(大企業の後継者)

・度を越した美食家、度を越したワガママ、俺様

・もちろん潔癖症 

華ドラではお決まりの男主キャラだけど、それを映画で、40代の”演技派主演俳優”の金城さんが演じるところが、中年女子的に見どころです。 

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大人でイケメンだが変人の御曹司と、料理の腕は一級だが美貌と恋愛は中途半端な女性シェフ。仕事は妥協しないが恋には不器用なふたりがくりひろげる、眼にも美しく、いまにもソースのいい香りが漂ってきそうな熱々ラブストーリー。

実業家のルー・ジンは度を越したグルメ美食家。おちぶれた名門ホテルを買収するために上海へやってきて、ホテルで働く天才女性シェフ・ションナンの料理に出会う。つぎつぎに新しい料理を要求するルー・ジンと、リストラに遭いたくない一心で必死にオーダーに応えつづけるションナン。ふたりはだんだんと心を通わせるようになる。だがションナンの努力もむなしく、やがて非情な決断の時がやってきた。別れのあとで、ふたりは本当にほしかったものに気づく。

笑える演出が盛りだくさんでうれしい。冒頭の「但馬牛」からしてだいぶ可笑しいですよ。『美味しんぼ』よろしく食のウンチクを語り、じっと眼をとじて美味に陶酔する金城さんの演技が素敵です。

“中途半端なブサイク”ことションナンを演じる周冬雨も絶妙。目もぱっちりしてなければ髪も長くないヒロインだけど、クルクル変わる表情とはまさにこのこと、はじけるような笑顔と自然体の存在感が際立っている。妹的女子として完璧では?

ドラマチックではげしい恋愛沙汰など、皆無の展開ではあるが、これはこれでよろしい。ションナンの厨房でのシーンや、ルー・ジンが”究極の出前一丁”を披露するシーンはリズムも間もよく、自然と顔がほころんでいる自分に気づきます。小さい作品ですが、登場人物全員好きになってしまうし、何度でも見たくなりそう。

個性ゆたかな脇役たちに要注目。悪びれない元彼トニー・ヤンに、秘書氏と網紅ちゃんのラテン系カップル。それに、ゲスト出演の台湾女神リン・チーリンの美しさも。どのシーンも笑いと見ごたえがたっぷり。ひたすら得した気分になれる映画です。

作品情報

原題 《喜欢你》

制作年 2017年 香港・中国合作映画

時間 106分

監督 デレク・ホイ(許宏宇

制作 ピーター・チャン(陳可辛

◆究極の出前一丁◆中途半端なブサイク◆ブサ犬活躍

たっぷり笑えて、美男美女に癒され、心温まるラストまで用意されたシェフの気まぐれディナーコース。

キャスト

ルー・ジン: 金城武

グー・ションナン:  ジョウ・ドンユィ(周冬雨)
ルーの個人シェフ: リン・チーリン(林志玲

ルーの秘書: スン・イージョウ(孫芸洲)

ションナンの親友: シー・モンヤオ(奚梦瑶)

ションナンの元彼(マネージャー): トニー・ヤン(杨佑宁)

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ソード・アーチャー 瞬殺の射法

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印象に残る美しい瞬間が、たくさん収められた作品。武術の美しさと、ニヒルでクールな男の生きざまにしびれる映画です。  

主人公の柳白猿は争いごとの仲裁人。相手が剣であろうが槍であろうが手刀であろうが、双方を負かして仲裁する。日本の時代劇にもある職業ですね。

身寄りも友もなく、仕事のほかは酒浸りで暮らしていた柳白猿。ある時、とある男を殺してほしいとの依頼を受けてしまう。ターゲットの生活圏に入りこみ、果物屋に化けて暗殺の機会をうかがっているうち、妙に色っぽい女・月牙紅と出会い、彼女に魅かれるようになる。柳白猿と月牙紅は愛し合うようになるが、じつは彼女には秘密があった。武道の達人・匡一民との決闘を制し、最後に柳白猿は愛する女性を手に入れることができるのか――。というお話。

この映画はストーリー自体にあんまし印象がなく、好きな女が出てきたからといって嫉妬とか駆け引きとか、そういうものも一切ないです。か弱い女を助けるヒーローっていうわけでもなさそうだし、踏みにじられた痛みを倍返しにする復讐劇!みたいなのとも違います。淡々と、男の生きざまみたいなものだけが見せられる感じかなー。

私的には、この作品で見るべきはストーリー展開がどうとかではなく、とにかく俳優さんたちの動作が美しいことかな。まず登場人物のほとんど全員が武術の使い手です。決闘や道場破りのシーンでは、アクションはもちろんカッコイイですし、手とか刀、槍、薙刀、弓などいろいろな武術を見ることができます。派手さはないけど、まるでダンスしてるみたいに滑らかな動きが素晴らしく、目が離せません。監督のシュー・ハオフォン氏はご自分でも武術の鍛錬をされている方だそうで、決して派手さを求めない演出でこれだけくぎ付けにできるのはすごいなと思います。武術の美しい動き、技などをよく知っておられるということでしょうね。武術シーンじゃなくても、道を歩いてる姿とか、果物の皮をむく時とか、ひとつひとつの動きがいちいちキレイ!無駄がなく流れるような美しい所作は、何度見ても気持ちがいい。ぜひ一度見てみてください。なんだか心がすーっとしますよ。

主演の宋洋は筋肉も大きすぎずで小柄感すらありますが、それが丁度よし。ニヒルキャラなのに女の色気に弱かったり、武術の達人なのに簡単に出し抜かれたりして、いい感じに隙があり、無駄のない身のこなしととぼけたキャラのギャップがまた素敵なんです。対する匡老人・于承惠の腹がよめないドーンとした存在感も不気味で、”老獪”って感じです。動作はゆっくりなのに、迫力だけで勝てないかもって気にさせられるおじいさんがこれまたカッコイイ。

セリフも少ないしよくわからないシーンがありながらも、この世界観を受け入れていくと楽しめるはず。なんとなく「浮浪雲」(ジョージ秋山の漫画)とか「ルパン三世」(モンキーパンチの原作漫画のほう)のような雰囲気、美学を感じる映画です。

 

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月牙紅

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匡一民は武道を極めた老人。訳あり。ということしか分からない2人ですが、この凄み。
作 品 情 報

制作国 中国

制作年 2012年

監督 徐皓峰 シュー・ハオフォン

原題 《箭士柳白猿》

時間 91分

◆トラウマ◆武道◆決闘◆謎めいた女◆静けさ◆美学

ひとりでボーっとしたい時、考え事しながら何か見たい時に。

 キャスト

 柳白猿(リウバイユァン):  ソン・ヤン(宋洋)

 月牙红(ユエ・ヤーホン): リー・チェンイェン(李呈媛)

 匡一民(クワン・イーミン): ユー・チェンホイ(于承惠)

 

 

旦那様はドナー

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原題:奈何Boss要娶我(百度からお借りしました)

 Netflixにおすすめされて、予備知識なしで気軽に見た作品。

ちょっと変わった味付けのラブコメでした。

エリート社長のイージョウは、女優の卵・夏林(ムム)に一目惚れ。お金も権力もあるんやから、正面突破でふつうにデートに誘ってみても成功しそうなものですが、裏から手をまわし、あくどい嘘で彼女をだましたあげく、弱みを握って契約結婚させちゃうのです。

策略どおり結婚した後も、愛のない家庭環境で育った彼は、命令口調でしか彼女と接することができないみたいです。不器用すぎやろ。

やがて、そんな冷たい態度の中にときどきのぞく愛情表現に気づく夏林、ツンデレにまんまとやられて、だんだんイージョウを愛するようになる…。と、割とよくある契約結婚もの。

本作の見どころは、主演のシュー・カイチョンのルックスの美しさとイージョウの異常キャラのマッチングで、結果、好きだけどめちゃめちゃ怖~い男主が誕生してしまってるところ。もしも自分だったら怖いし気持ち悪いしで、こんな男ありえないです。尾行したり内通者を仕込んだり、予告なく職場に現れたり。。。

それでもシュー・カイチョンはまるでモデルさんのように、とにかく美しい。手足がものすごく長く、スーツ姿はいつまでも見ていたいほどの神々しさです!

正直、ドSとかエキセントリックなキャラは華流ラブコメの定番になってますが、こんな美しい男主だったことはかつてない。と思いました。役よりルックス重視です。

 ドラマの後半では、とある陰謀と闘うふたりですが、最終的に殺されそうな局面で、命がけで夏林を守り自分も死にかけたことにより、真実の愛を証明した(?)イージョウ。ここでようやく怖さよりも愛が勝ったみたいな感じになってきます。

全編を通して、イージョウ=恐怖のストーカー男という感想に変化はありませんでしたが、そんな男でも真実の愛を貫くことで幸せを手に入れることができる、っていう話なのかなぁ。。。

ザ・中国ドラマの感あり、不治の病に契約結婚、事故、催眠、記憶喪失、誘拐、殺人未遂とアクシデント盛りだくさんです。

ストーリーのセンスはともかく、超美形の中国男が恐怖なストーカーキャラで恋にもだえるこのドラマ、主演のシュー・カイチョンには一見の価値はありました。

逆にそれ以外には、あんまし見るべきところがないかも?

 

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徐开骋(シュー・カイチョン)

 本作の百度百科で説明文に載ってた”蓄谋已久xù móuyǐ jiǔ(かねがね下心をもつ)っていう言葉が、ドラマにぴったりすぎて印象に残りました。

作品情報

原題 《奈何Boss要娶我》

監督 呉強

放送年 2019年

全20話

契約結婚◆高冷総裁◆交通事故◆記憶喪失◆誘拐◆スーツの美形男

単純ハッピーなラブコメには食傷気味の目が肥えた人向け。

キャスト

リン・イージョウ: 徐开骋(シュー・カイチョン)

シャー・リン(ムム): 王双(ワン・シュアン)

チュー・イェン: 易柏辰(イー・ボーチェン)

ジァ・フェイ: 刘贾玺(リウ・ジアシー)

ダイイング・アンサー ~法医秦明~

 竜番市警察署を舞台に、監察医・秦明(チンミン)と刑事長・林涛(リンタオ)のコンビに、転勤してきた監察医・李大宝(ダーバオ)。個性はバラバラでも、捜査にけっして妥協しない姿勢は共通する3人が、数々の難事件を解決していく物語。

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上質スーツを着こなすインテリ(&変人)・秦明と、正義感つよく友情にあつい男・林涛、高身長でスタイル抜群の男性ふたりに挟まれ、すこしも引けを取らない大宝の存在感が貴重。ボーイッシュな妹的存在をさわやかに演じる焦俊艶、カッコイイです。

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李大宝

この3人がうかつに三角関係などにおちいらず、同僚関係でいつづけてくれるのがまた良し。妹的ポジションの大宝をさりげなくフォローする林涛と、口ではバカにしてても彼女の実力はしっかり認めている秦明。職場の理想郷か?こういう恋愛ぬきの仲良しな関係性がいい。シリアスな事件とは裏腹な3人のとぼけた掛けあいも、本作品の大きな魅力です。

本作の売りは中国ドラマに珍しいリアルな描写だそうで、監察医ものなので死体は毎回映りますがそんなに気持ち悪い画面は出てこないです。私はゾンビ、ホラー、スプラッタ系は自分からは見ないですが、でも本作に出てくるレベルはだいじょーぶでしたよ!

事件のトリックなどはそんなに複雑じゃなく、ほどほどで丁度よいというか、見やすかったです。それに中国大連ロケの現代劇ということで、リアルな街中が見られるのも魅力のひとつ。都会だけじゃなくてキャンプ場、農村、郊外の町、映画スタジオなどなど場面が豊富で、ラブコメにはない中国が見られるので退屈しません。とくに農村などは、中国旅行でまず訪れることがない場所。「こうゆう家に住んでるの!」なんて、ストーリーと関係ないところでもビックリできます。

《琅琊榜》のチェン・ハオフォン(程皓枫)がふた役で登場するのも見どころ。同じ見た目で内面が全然違う2人を演じ分けていて、《琅琊榜》の萧景睿とも、似てもにつかない。初め同じ役者さんだと気づかなかった。中国の俳優さんは演技がうまいんですね。

エンディングテーマは秦明ことチャン・ルオユンが作詞と歌唱を担当。これまた私の年代には懐かしい感もある、味わい深い仕上がり。例えばルパン三世とか昭和アニメのエンディングみたいな感じかな?ドラマの後味をいい感じに締めてくれます。ぜひご注目ください。

この3人の続編がすごく見たいけど、どうやらシーズン毎に役者さん変わっているんだよね……。

作 品 情 報

制作国 中国

制作年 2016年

監督 徐昴

原作 秦明《第十一根手指》

全20話(U-NEXT 見放題になった!(*'▽'))

◆監察医◆死体◆トラウマ◆バディ◆サイコパス◆スーツの美形男

 ”法医秦明 经典台词”で検索すると名セリフがたくさん出てきますが私のお気に入りは、大宝の ”出堪现场,不长痔疮!chūkān xiàn chǎng bù zhǎng zhì chuāng(現場百回は痔の予防)でした。日本語訳がうまい。

 キャスト

 秦明(チンミン):  チャン・ルオユン(张若昀)

 林涛(リンタオ): リー・シエン(李現)

 李大宝(ダーバオ): ジャオ・ジュンイェン(焦俊艶)

 池子(チーズ): チュー・ジンジン(屈菁菁)

 銭波(竜番市警察の局長): タン・ヨンミン(譚永明)

 武力学/陳彪(2役): チェン・ハオフォン(程皓枫)

 

花遊記 ファユギ

Netflixで。

主役の名前にひかれたので見ました。

 

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本作の登場人物は孫悟空、三蔵、牛魔王羅刹女猪八戒沙悟浄紅孩児、そう「西遊記」です。西遊記といえば香港のチャウシンチー映画がまず浮かぶのですが、こちらは西遊記でラブコメという稀有な作品。

おなじみのキャラクターたちが現代韓国の都市で生き、悩み、恋する。西遊記とは全く関係ないストーリーだが、お遊び満載、サービス精神満点のスピンオフだと思えばいいのでは。西遊記なのに、誰も天竺めざしてないやん!!笑

イ・スンギ孫悟空がはまってて、さすがバラエティもこなすマルチタレントらしく、ただのイケメンではない魅力的な猿でした。そして大人の色気漂う牛魔王チャ・スンウォンが、すごくよかった~。孫悟空と小競り合いを繰り広げるなかにも、ときどきあつい友情をのぞかせる優しい牛魔王です。唯一人間の三蔵は自由奔放な妖怪達と好対照をなし、場面を落ち着かせる役割ですが、本作では正統派美人のビジネスウーマンとして描かれオ・ヨンソが演じています。

妖怪たちが活き活きと活躍してて、何気ないシーンのひと言も妖怪好きにはテンションあがります。世界を凍らせる冬将軍が人間界で営むビジネスはアイスクリームショップ。女たらし妖怪の猪八戒はアイドルスターとして活躍してます。落ち着いてて人望ある沙悟浄は、大企業の会長!彼らが現代に生きてると思うだけで、なんかワクワクしちゃいますね~。ああ私も仲間に入りたい。

そんな妖怪たちにラブストーリーを演じさせる仕掛けは、緊箍児(金の輪っかのことです)の魔力によって孫悟空が三蔵を愛してしまうこと。これってアジアンラブコメの定番、”契約結婚”的ですよね。「これは緊箍児による偽りの愛」と言いながら「いつか緊箍児が外れる日まで、全力でお前を愛す」とサラッと言ってのける斉天大聖に、人間三蔵の心はどうしようもなく揺れ動くのです。

脚本はホン・ジョンウン、ホン・ミランのホン姉妹。本作は西遊記を題材にしながら、人間と妖怪の叶わぬ恋を緊箍児から生み出すという発想力がすごい。私は西遊記や斉天大聖が大好きなんで、まさかの設定に夢をみられて、ちょー幸せでした。

 

作品情報

演出 パク・ホンギュン

脚本 ホン・ジョンウン、ホン・ミラン

制作 2017年

全20話

西遊記フルキャスト◆緊箍児◆意外と紳士な猿

アジア圏で西遊記を知らない人はいないでしょう。名前を呼べば飛んできて、いつでもそばにいてくれる意外と紳士な猿。日常につかれたとき、現実から抜けだしてファンタジックな世界で遊び、笑い、ときめき、泣きたいときに、また見たいです。

キャスト

孫悟空、ソン・オゴン: イ・スンギ

魔王、ウ・フィ: チャ・スンウォン

三蔵、チン・ソンミ: オ・ヨンソ

猪八戒、PK : イ・ホンギ

沙悟浄、ユン・デシク: チャン・グァン

プジャ: イ・セヨン

雑貨屋の孫: チョン・ジェウォン(←この子がすごく可愛い)

 

明蘭~才媛の春~

いろんな方がブログで面白いと言っておられて、気になってた作品。

このたびNetflixに登場したので。

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ドラマ撮影後に本当に結婚した趙麗穎と冯绍峰。(2021年4月に離婚発表)

 

中国古装ドラマの大作

舞台は北宋の中国。平凡な官僚の側妻の娘として生まれた盛明蘭が、愛に恵まれない幼少期を乗り越え、やがて本当の幸せをつかむまでを描いた半生記。フィクションですが当時の封建的な社会背景のなかでひとりの女性の成長をじっくり描いた、中国の時代劇でした。

女はつらいよ 

はじまり~前半部分は明蘭の幼少期から結婚までで、じつに多くの女性が登場します。

特に悪女たちの生きざまが印象深い、というか怖い!美しいが計算高い姉・墨蘭とその母・林噙霜。顧廷燁の隠し妻・朱曼娘も捨て身で夫の良縁をぶちこわしに行く、なかなかおそろしい女です。正妻の王若弗とその娘である華蘭・如蘭が素朴で明るいのとは対照的に、悪女たちは側妻や内縁妻であり、確固たるよりどころを持たない女のはげしい生存本能といったところでしょう。やはり女は怖いんですね。

後半以降は、結婚によって生まれ育った盛家を出て、ついに自分の幸せを手に入れる明蘭の姿と、政変によって壊れていく旧体制、旧家族が描かれています。幼少期から明蘭を苦しめてきた女たちが、つぎつぎと馬脚をあらわし退場していくストーリー運びが爽快。前半の重さを和らげつつ、幸福の結末へと進んでいきます。

自立した強い女性・明蘭

クライマックスのひとつは、なんといっても明蘭の復讐劇。母を失ってから、自分の身を守るために周囲をあざむき、超・控えめキャラに徹してきた明蘭。何もできないお嬢さんと見せかけて敵を油断させる一方で、抜け目なく立ち回り、母の仇を完膚なきまでにたたきのめす。それをチャオ・リーインのお人形さんのような童顔で完璧にやり通すので、すごみがあります。

その後、紆余曲折を経て顧廷華と結婚した後の明蘭は、まるで生まれ変わったよう。誰にも遠慮することなく、大奥様として家の経営に奔走し古狸の姑も舌を巻くほどの実力を発揮します。とくに、明蘭が荘園の管理に出向く回が好きでした。まるで現代社会の監査人よろしく、点検し、聞き込みし、そろばんはじく女主人がカッコイイです。荘園で困りごとが起こったとき、いいタイミングに駆けつけて妻を助けてくれるウィリアム・フォンがまた素敵で。封建社会とは思えない?愛情あふれる優しい夫として描かれています。ウィリアム・フォンは、ほんとにかっこいいですよね…。

サクッと見られるラブコメやサスペンスも大好きだけど、たまにはしっかりした作品を鑑賞するのもいいなと思いました。女の人生に少し勇気をくれるドラマです。
 

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女はつらいよ・宋代の家族関係・女が家を経営する・理想の夫

「大奥」みたいなドラマが好きな人には前半が楽しいかも。また朱一龍、馮紹峰といったスター俳優のステキな古装姿が堪能できるのも、華流ファンにはうれしいところです。朱一龍は全身の均整がとれてて綺麗すぎて、まるでCG画像で作られたように完璧なヴィジュアルでした。いっぽう私が本作で好きだったのは、顧廷華のボディーガード・石頭。大きくて強くて荒っぽいところもあるけど、目がちいさくて可愛い顔なんです。また他のドラマでも見てみたい俳優さんです。

中文学習的ポイント

原題の《知否知否应是绿肥红瘦》は、宋代の女性詩人李清照の詩の一節から取られている。「緑肥紅痩 lǜ féi hóng shòuとは、春の終わりに花がしおれて若葉が茂るさまを表す四字成語。女の人生は若いときばかりじゃないと、いかにも本作にふさわしいタイトルですね~。

 全73話の本作は、明蘭を中心に北宋の家族制度やそこに含まれる男と女の生きざま、科挙制度など当時の様子が盛り込まれています。馬球っていうクリケットみたいなスポーツや女ばかりの宴会シーン、またお料理の描写も度々出てくるので、中国文化好きなら見ごたえのある内容だと思います。

作品情報

原題:知否知否应是绿肥红瘦

監督 張開宙

脚本 曹璐,呉桐

制作 2017年

全73話(Netflix

キャスト

盛明蘭: チャオ・リーイン 赵丽颖 

顧廷燁 : ウィリアム・フォン 冯绍峰 

齋衡(元若): チュー・イーロン 朱一龙 

石頭: シェン・チー 沈馳 (←私のお気に入り)

 

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私のお気に入り「石頭」役・沈馳氏の制服ショットを発見。他のドラマであんまし見たことない子ですが、また次の出会いを楽しみに(^^♪(写真百度からお借りしています)